- 「沈黙の臓器」の不安を、安心へ。
- このような症状・お悩みはありませんか?
- 当院の「肝臓・胆のう・膵臓」診療 3つの特徴
- 対象となる主な疾患と解説
- オプションメニューのご紹介:消化器全体の健康をトータルサポート
- 地域の皆様へのメッセージ
「沈黙の臓器」の不安を、安心へ。
専門医と先進機器による精密診断で、皆様の健康と笑顔を守ります。
肝臓、胆のう、膵臓。これらは私たちの健康維持に不可欠な役割を果たしていますが、病気がある程度進行しても自覚症状が現れにくいため、「沈黙の臓器」と呼ばれています。
健康診断の結果で「要精密検査」と指摘されたり、数値に異常があったりしても、「忙しいから」「自覚症状がないから大丈夫だろう」と、検査を後回しにしていませんか?
症状がないからこそ、健康診断の結果やごくわずかな体のサインを見逃さず、早期に専門的な検査を受けることが、将来の健康を守るために極めて重要です。
2025年10月に開院する成増駅前内視鏡内科健診クリニックでは、この領域の専門家である「日本肝臓学会認定 肝臓専門医」と「日本胆道学会認定 胆道指導医」の資格を持つ院長が診療を担当します。
私たちは、「患者様に安心と安全と笑顔をお届けしたい」という理念のもと、大学病院などで使用される先進的な検査機器を導入し、質の高い精密な診断を、ここ成増で提供いたします。特に近年急増している脂肪肝に対しては「脂肪肝外来」を設け、専門的なアプローチを行っています。板橋区・成増地域の皆様が安心して専門医療を受けられるよう体制を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
このような症状・お悩みはありませんか?
以下の項目に当てはまる方は、一度専門的な検査を受けることをお勧めします。
健康診断・人間ドックでの指摘
- 肝機能の異常(AST、ALT、γ-GTPなどの数値が高い)を指摘された
- 「脂肪肝」と言われた、またはメタボリックシンドロームが気になる
- 腹部エコーで、胆石や胆のうポリープを指摘された
- 膵のう胞(IPMNなど)や膵管拡張を指摘された
- 腫瘍マーカー(CEA, CA19-9など)の異常を指摘された
生活習慣や既往歴に関するお悩み
- お酒を飲む機会が多く、肝臓への負担が心配
- 糖尿病、高血圧、脂質異常症があり、肝臓や膵臓への影響が気になる
- B型肝炎、C型肝炎と診断され、定期的なフォローが必要
- ご家族に肝臓や膵臓の病気を患った方がいる
気になる自覚症状
- みぞおち、右脇腹、背中あたりに重苦しさや痛み、違和感がある
- 最近、体がだるい、疲れやすい、食欲がない
- 白目や皮膚が黄色っぽい気がする(黄疸の疑い)
当院の「肝臓・胆のう・膵臓」診療 3つの特徴
診断が難しいとされる肝臓・胆のう・膵臓領域において、質の高い診断を提供するための当院の取り組みです。
特徴1:経験豊富な「肝臓専門医」「胆道指導医」による的確な診断
当院には、「肝臓専門医」と「胆道指導医」という、2つの高度な専門資格を併せ持つ医師が在籍しています。
特に、胆のう・胆管といった胆道疾患領域においては、大学病院などで高度な内視鏡診断・治療(ERCPやEUSなど)に関する豊富な経験を有しています。
脂肪肝から、ウイルス性肝炎、胆石症、膵炎、そして早期発見が鍵となるがんまで、専門的な知見に基づき的確に診断します。地域の「かかりつけ専門医」として一人ひとりに最適な治療方針をご提案し、必要に応じて速やかに高次医療機関やがん専門機関への橋渡し(ご紹介)も行います。
特徴2:先進機器による「体への負担が少ない精密検査」
「沈黙の臓器」のわずかな異変を捉えるため、当院では診断精度を高める先進的な検査機器を導入しています。
Point 1:【高性能 超音波診断装置】Canon製「Aplio me」
キヤノンメディカルシステムズ社のクリニック向け最上位モデルである「Aplio me」を導入しています。優れた画像処理技術により、微細な血流やごく小さな病変も鮮明に描き出すことが可能です。初期の肝臓がんや発見が難しいとされる膵臓がんなどの早期発見に貢献します。また、組織の硬さを評価する「エラストグラフィ」機能も搭載しています。
Point 2:【非侵襲的肝評価装置】痛みなく肝臓の健康度がわかる「エラストグラフィ」「超音波減衰法」
これまで肝臓の硬さ(線維化)を正確に調べるには、入院して体に針を刺す「肝生検」が必要な場合がありました。当院が導入した「Aplio me」は、体の外から特殊な振動を当てるだけで、痛みや体への負担を伴わずに、肝臓の「硬さ(線維化の進行度)」と「脂肪量」を同時に、かつ正確に数値化できる先進の検査機器です。わずか10分程度の検査で、肝臓の状態を客観的に評価することが可能です。(詳細は後述の「脂肪肝外来」をご覧ください)
特徴3:経験豊富な検査技師による「迅速な検査体制」
当院には、腹部超音波検査(エコー検査)を専門とする経験豊富な臨床検査技師が平日常駐しています。
医師が診察で詳しい検査が必要と判断した場合、可能な限りその日のうちに腹部超音波検査や肝硬度・肝脂肪量測定を受けていただける体制を目指しています(※)。
「検査のために後日改めて来院する」といった患者様のご負担を減らし、診断から治療方針の決定までを迅速に行います。東武東上線「成増駅」徒歩1分、有楽町線「地下鉄成増駅」徒歩2分の立地ですので、お忙しい方も安心してご相談ください。
(※)当日の飲食状況や検査の混雑状況によっては、即日検査が難しい場合もございます。
対象となる主な疾患と解説
肝臓疾患
脂肪肝
脂肪肝は、肝臓に脂肪がたまりすぎた状態を指します。自覚症状はほとんどありませんが、放置すると肝炎や肝硬変につながることもあります。生活習慣の見直しが大切です。
当院では脂肪肝専門外来を開設しておりますので、ぜひご相談ください。
ウイルス性肝炎(B型・C型肝炎)
適切な抗ウイルス療法により、病気の進行を抑えることが可能です。定期的なフォローアップを行います。
アルコール性肝障害
飲酒習慣の見直しや、必要に応じた治療介入を行います。
自己免疫性肝疾患(AIH, PBCなど)
自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎など、専門的な診断と長期的な管理が必要です。
胆道(胆のう・胆管)の病気:専門医による的確な診断が鍵
胆道は、肝臓で作られた胆汁(消化液)の通り道です。この領域は複雑なため、専門的な知識と経験が求められます。当院では、この領域のエキスパートである「胆道指導医」が、豊富な内視鏡診断・治療経験に基づき的確な診断を行います。
胆石 / 胆泥(たんでい)
胆のうの中で胆汁の成分が固まったものです。多くは無症状ですが、時にみぞおちや右脇腹の激しい痛み(胆石発作)や胆のう炎を引き起こします。当院の高性能超音波装置で、小さな胆石や胆のう壁の微細な変化まで詳細に観察します。
総胆管結石(そうたんかんけっせき)
胆石が胆管に転がり落ちた状態です。黄疸や、命に関わることもある重篤な胆管炎を引き起こす危険な病気です。疑われる場合は速やかに高度医療機関へご紹介します。
胆のうポリープ・胆のう腺筋腫症
胆のうの壁が厚くなる良性の病気です。基本的には経過観察が可能ですが、がんとの区別が難しい場合もあります。高精細な超音波画像をもとに、慎重に鑑別診断を行います。
胆道がん(胆のうがん・胆管がん)
早期発見が非常に難しいがんの一つです。専門医による定期的なチェックが重要です。癌が否定できない場合には連携する高次医療機関をご紹介いたします。
膵臓(すいぞう)の病気:“見つけにくいがん”への取り組み
膵臓は胃の裏側の深い場所にあり、「がんの発見が最も難しい臓器」の一つと言われています。だからこそ、高性能な画像診断装置と、わずかな異常も見逃さない専門医の視点が不可欠です。
急性膵炎・慢性膵炎
急性膵炎は主にアルコールや胆石が原因で激痛を引き起こす緊急性の高い病気です。慢性膵炎は長年の飲酒などで膵臓の機能が徐々に低下し、将来的に膵がんのリスクが高まります。
膵のう胞(すいのうほう:IPMN, MCN,SCNなど)
膵臓に液体の袋ができる病気です。多くは良性ですが、中にはがん化するタイプ(特にIPMN:膵管内乳頭粘液性腫瘍など)が存在します。がん化のリスクに応じて定期的に経過観察することが極めて重要です。悪性リスクの高い病変については、専門病院をご紹介いたします。
膵がん
早期発見が難しく、進行も速いがんです。しかし、「膵管が少しだけ太い」「小さな膵のう胞を言われたことがある」といった、ごくわずかな初期サインを捉えることが早期発見への唯一の道です。
当院では、高性能超音波装置「Aplio me」の高い解像度と専門医の知見を組み合わせ、この“わずかなサイン”を捉えられるよう努めてまいります。必要に応じて、提携する画像専門センターでのCTやMRI検査(MRCP)を手配し、精密な診断を行います。
オプションメニューのご紹介:消化器全体の健康をトータルサポート
当院は「成増駅前内視鏡内科健診クリニック」として、肝臓・胆のう・膵臓の専門診療だけでなく、胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)および健診・人間ドックにも注力しています。
生活習慣病(脂肪肝など)が気になる方は、胃がんや大腸がんのリスクも併せて考慮する必要があります。消化器全体の健康チェックを、ぜひ当院にお任せください。
推奨オプション①:苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ(内視鏡検査)
「胃がんや大腸がんで命を落としてしまう方や、手術の後遺症で苦しい生活を送る方がいなくなって欲しい。」という理事長の強い想いから、当院では患者様が心身ともに負担なく検査を受けられる環境を整えています。
- 日本消化器内視鏡学会専門医による質の高い検査・診断。
- 鎮静剤(静脈内麻酔)を使用し、眠っているような状態で楽に受けられます。
- 胃カメラと大腸カメラの同日検査に対応。忙しい方も1日で検査を完了できます。
- 土曜日・日曜日も検査を実施しており、平日お忙しい方にも便利です。
腹部超音波検査や肝硬度・肝脂肪量測定と併せて、内視鏡検査による定期的なチェックをお勧めします。
推奨オプション②:各種健診・人間ドック(自由診療)
当院では、企業健診や自治体健診に加え、より詳細な検査が可能な人間ドックも実施しております。人間ドックや健診のオプションとして、以下の検査を追加可能です。
- 肝硬度・肝脂肪量測定 「保険診療の適応ではないが、念のため肝臓の状態を詳しく知りたい」という方や、定期的な健康管理に取り入れたい方にお勧めします。
- 腫瘍マーカー検査(血液検査) 肝臓がん(AFP, PIVKA-II)、膵臓がん・胆道がん(CA19-9, CEA)などのリスク評価に役立つ血液検査です。(※腫瘍マーカーだけではがんの確定診断はできません)
- 胸部X線検査 AIシステム 胸部X線検査では、医師とAIシステムがダブルチェックを行い、診断精度を高めています。
皆様の健康維持のために、ぜひ当院の健診・人間ドックをご活用ください。詳細や費用については、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
地域の皆様へのメッセージ
健康診断の結果を見て不安を感じたり、体調に違和感を覚えたりした時、「このくらいで病院に行くのは大げさかな」と思わず、まずはご相談にいらしてください。
肝臓、胆のう、膵臓の病気は、気づかないうちに進行することが多いため、不安を先延ばしにせず、早めに専門医に相談することが何よりも大切です。
私たち成増駅前内視鏡内科健診クリニックは、地域の皆様が気軽に相談できる「身近で頼れるクリニック」を目指しています。専門的な検査と丁寧な説明で、皆様の不安を安心に変え、笑顔で毎日を過ごせるよう、スタッフ一丸となってサポートいたします。