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「ただの脂肪肝」と笑っていてはいけません。脂肪肝は全身病です。

成増駅前内視鏡内科健診クリニック 院長の町田です。

健康診断で「脂肪肝ですね」と言われたことはありませんか?

「お酒のせいかな」「少し太ったかな」と軽く受け流されがちな脂肪肝。
しかし、近年の医学において、その認識は劇的に変化しています。
今日は、脂肪肝に隠された真のリスクについてお話しします。

1. 脂肪肝は「肝臓だけの病気」ではありません

かつてはNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と呼ばれていましたが、現在はMASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)、さらに炎症を伴うものはMASH(代謝異常関連脂肪性肝炎)という呼称に変わっています。

なぜ呼び方が変わったのか。それは、脂肪肝が全身の代謝異常のサインであることがわかってきたからです。

脂肪肝を放置することは、血管や細胞を傷つけ続けることを意味します。近年の研究により、脂肪肝がある方は、そうでない方に比べて以下のリスクが有意に高いことが証明されています。

  • 脳梗塞・心筋梗塞: 血管の老化(動脈硬化)が加速します。
  • 癌(がん): 肝臓がんだけでなく、大腸がんや乳がんなどの発症リスクも高まります。
  • 糖尿病の悪化: インスリンの効きが悪くなり、負のループに陥ります。

つまり、肝臓を守ることは、脳・心臓・そして全身の健康を守ることに直結するのです。

2. 「硬さ」を測る。当院が誇る世界最上位機種「Aplio me」

では、自分の肝臓が今どのような状態にあるのか?

それを知るために、当院ではCanonのクリニック向け最上位モデル「Aplio me(アプリオ ミー)」を導入しています。

最大の特徴は、「エラストグラフィー(硬さの測定)」です。

  • 刺さない: 従来、肝臓の硬さを調べるには針を刺す検査(肝生検)が必要でしたが、当院ではエコーを当てるだけ。
  • 「脂肪の量」と「線維化(硬さ)」を数値化: 経験豊富な技師が、肝臓のダメージ具合を精密に可視化します。
  • 早期発見: 血液検査では正常値でも、エコーで見ると線維化が進んでいるケースは少なくありません。

3. 当院ならではの「受けやすさ」へのこだわり

医療は「受けやすさ」も重要だと私たちは考えます。

  • 女性技師が在籍: 「男性に検査されるのは少し抵抗がある」という女性の患者様も、安心してリラックスして検査を受けていただけます。
  • 当日検査も可能: お仕事や家事で忙しい皆様のために、予約の空き状況や絶食の状態(最終食事から数時間)によっては、診察したその日に検査までご案内いたします。

「今日は時間が取れたから、肝臓のチェックをしておこう」

――そんな気軽な気持ちでご相談ください。

院長からのメッセージ

脂肪肝は、身体が発している「最初の警告灯」です。

成増駅前で、大学病院レベルの精密な検査を、もっと身近に。

「自分は大丈夫かな?」と少しでもよぎったら、その直感を大切にしてください。私たちが、あなたの「10年後の健康」を全力でサポートいたします。

 

 

 

〈記事監修〉
成増駅前内視鏡内科健診クリニック 院長 町田 雄二郎

経歴

2012年 慶應義塾大学医学部卒業
2012年 平塚市民病院 初期臨床研修医
2013年 慶應義塾大学病院 初期臨床研修医
2014年 慶應義塾大学病院内科学教室 内科専修医
2015年 東京都済生会中央病院 総合診療内科 医員
2016年 慶應義塾大学病院内科学教室(消化器)助教
2023年 川崎市立川崎病院消化器内科 副医長
2024年 川崎市立川崎病院消化器内科 医長
2025年 練馬光が丘内科内視鏡クリニック 常勤医師

資格・所属学会

  • 日本内科学会
    ・内科認定医
    ・総合内科専門医
  • 日本消化器病学会
    ・消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会
    ・消化器内視鏡専門医
  • 日本肝臓学会
    ・肝臓専門医
  • 日本胆道学会
    ・胆道指導医(内視鏡)
  • 難病指定医
  • がん診療に関わる医師に対する緩和ケア研修修了
  • 厚生労働省指定オンライン研修終了