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「下剤が飲めるか不安…」という方へ。大腸カメラを少しでも楽に受けていただくための、当院の工夫と下剤の種類について

大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)が必要だと分かっていても、「大量の下剤を飲むのが辛そう」「味が苦手で吐いてしまったことがある」というイメージから、検査をためらっている方はいらっしゃいませんか?

実際、大腸カメラを受けられる患者様から多く寄せられる不安の声は、「前処置(下剤)」に関することです。

当院では、そんな患者様の負担を少しでも減らし、適切な検査を受けていただけるよう、「飲みやすさ」「服用する量」「洗浄力」に配慮した複数の下剤を採用しています。( ※下剤の種類は、患者様の年齢・持病・便通の状態などを医師が総合的に判断して処方いたします。)

今回は、初めて大腸カメラを受ける方にもイメージが湧くよう、当院で主に使用している下剤の特徴と、検査の流れについてご紹介します。

あなたにぴったりの下剤を。当院で採用している主な種類

「下剤」と一言で言っても、味や量、飲み方にはそれぞれ特徴があります。当院では以下の種類を取り扱っており、医師の診察のもと、あなたに最適なものをご提案します。

1. 洗浄力と味のバランスが良い「モビプレップ」

モビプレップ配合内用剤 | モビプレップ | エーザイ Medical ...

現在、多くの施設で使用されており、当院でもおすすめしている下剤の一つです。

  • 味の特徴: 少しとろみと塩気のある「梅ジュース」のような風味です。
  • ここがポイント: 洗浄力(腸をきれいにする力)に優れており、少ない方だと下剤の量が1リットル程度で検査可能な状態になることもあります。
  • 飲み方: 下剤をコップ2杯飲んだ後に、お水をコップ1杯飲む、というサイクルを繰り返します。

2. 飲む量が一番少なくて済む「サルプレップ」

サルプレップ配合内用液の添付文書 - 医薬情報QLifePro「とにかく飲む量を減らしたい」という方におすすめしている、比較的新しいタイプの下剤です。

  • 味の特徴: やや苦みのある「レモン風味」です。
  • ここがポイント: なんと言っても服用量が少ないのが最大の特徴です(少ない方だと600ml)。また、ご自身で水に溶かす手間がなく、ボトルのまま服用可能です。
  • 飲み方: 下剤1杯に対し、お水を2杯飲むサイクルになります。水分の摂取量は必要ですが、薬液自体の量は最小限に抑えられます。

3. どうしても味が苦手な方への「マグコロール」

マグコロール散68%分包100gの基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)【QLifeお薬検索】

上記のモビプレップやサルプレップの味がどうしても合わない、という方にはこちらを使用することがあります。

  • 味の特徴: 甘みのある「スポーツ飲料」のような風味です。
  • ここがポイント: 以前に他の下剤で「味が辛くて飲めなかった」という方でも飲みやすいです。
  • 注意点:服用量が1.8Lと多めで、 飲みやすい反面、他の2種に比べるとやや洗浄力がマイルドです。そのため、便秘気味の方は前日の食事制限(検査食)をしっかり行っていただく必要があります。

初めてでも安心!大腸カメラ検査の流れ

「初めてで何をどうするのか分からない」という方へ、検査当日の大まかなイメージをお伝えします。

  1. ①診察(下剤決定)・検査についてのご説明
  2. 事前の診察であなたに最適な下剤を医師が判断し、スタッフより検査について詳しいご説明を行います。
  1. ②ご自宅(または院内)で下剤を服用
  2. 指定された種類の下剤を、時間をかけてゆっくり服用します。トイレに行く回数が増えますが、便が透明な水のような状態になれば準備完了です。(服用完了後、個人差がありますが約1~2時間程度で便意が治まります)
  1. ③ご来院・お着替え
  2. (ご自宅で服用の方はご来院後、) 検査着に着替えていただきます。
  1. ④検査開始
  2. 鎮静剤を使用する場合、ウトウトと眠っているような状態で検査を受けていただくことが可能です。
  3.  
  4. ⑤検査後
  5. リカバリースペースで少しお休みいただき、医師から結果の説明があります。

「自宅での服用が不安」を解消する、下剤服用スペース

当院では、院内でリラックスして下剤を服用いただける「専用の下剤服用スペース」を完備しています。「自宅で1人で服用するのが不安…」、「下剤を飲んだ後の移動が心配」という方も、当院に来てから服用を開始できるので安心です。

 

  • プライバシーに配慮した空間

  •  周囲の目を気にせず、ご自身のペースで準備を進めていただけます。お好きな本やタブレットを持ち込んで過ごすことも可能です。
  • 医療スタッフがすぐそばに

  • 服用中に体調の変化があった場合、すぐにスタッフが対応いたします。
  •  
  • 充実した環境設備

  • 下剤服用スペースの近くにトイレを5ヶ所完備しておりますので、トイレ待ちの心配はご不要です。

もしもの時も安心、「専用アメニティ」をご用意しました

下剤の効果により便意が急激に強まるのは、お体の自然な反応です。しかし、「もし下着を汚してしまったら…」という不安は非常に大きいものです。

当院では、そんな「もしも」の事態に備え、新たに専用の有料アメニティをご用意いたしました。

  • ・吸水パンツ・パッド
  • 検査着の下でも目立たない薄型の吸水パンツ(150円)や専用パッド(2枚入り150円)をご用意しています。
  • ・着替えの準備
  • 万が一、ご自身の服を汚してしまった場合でも、着替え用のズボン(1500円)や靴下(150円)がございます。
  •  
  • ・プライバシーの徹底
  • アメニティは中身が見えない防臭袋に入れてお渡しします。また、スタッフが速やかに着替えや清掃をお手伝いいたしますので、遠慮なくトイレ内の呼び出しボタンでお知らせください。

早期発見のために、まずはご相談ください

大腸がんは、早期発見できれば決して怖い病気ではありません。

当院では、過去に下剤で苦労された経験がある方や、初めてで不安な方のご相談もしっかり承ります。 あなたの状態に合わせて、無理なく検査ができる方法を一緒に考えましょう。

スムーズな診療のためLINE・WEB予約をおすすめしております

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  1. かんたん予約:LINEトーク画面のメニューボタン「予約する」からスムーズにご予約いただけます。
  2. リマインド通知:うっかり忘れ防止!予約前日に通知が届きます。
  3. 予約管理・問診:予約の確認やキャンセル、WEB問診の入力・送信がLINEから可能です。

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〈記事監修〉
成増駅前内視鏡内科健診クリニック 院長 町田 雄二郎

経歴

2012年 慶應義塾大学医学部卒業
2012年 平塚市民病院 初期臨床研修医
2013年 慶應義塾大学病院 初期臨床研修医
2014年 慶應義塾大学病院内科学教室 内科専修医
2015年 東京都済生会中央病院 総合診療内科 医員
2016年 慶應義塾大学病院内科学教室(消化器)助教
2023年 川崎市立川崎病院消化器内科 副医長
2024年 川崎市立川崎病院消化器内科 医長
2025年 練馬光が丘内科内視鏡クリニック 常勤医師

資格・所属学会

  • 日本内科学会
    ・内科認定医
    ・総合内科専門医
  • 日本消化器病学会
    ・消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会
    ・消化器内視鏡専門医
  • 日本肝臓学会
    ・肝臓専門医
  • 日本胆道学会
    ・胆道指導医(内視鏡)
  • 難病指定医
  • がん診療に関わる医師に対する緩和ケア研修修了
  • 厚生労働省指定オンライン研修終了