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「脂肪肝」はエコー検査ですぐわかる?肝臓のSOSを見逃さないための検査のポイント

こんにちは。
成増駅前内視鏡内科健診クリニック、臨床検査技師(超音波検査技師)のTKです。

健康診断の結果で「肝機能異常」「脂肪肝」を指摘されたことはありませんか?
「自覚症状がないから大丈夫」と思って放置してしまう方も多いのですが、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出にくいのが特徴です。

今回は、当クリニックの消化器内科・内科で行っている「腹部エコー検査(超音波検査)」で、どのようにして脂肪肝を見つけているのか、その舞台裏を少しだけご紹介します。

痛みがなく、リラックスして受けていただける検査ですので、ぜひ安心して読み進めてくださいね。


エコー検査で見つける「脂肪肝」のサインとは?

私たちは、エコー検査を通じて、肝臓が発している小さなサインを見つけ出します。
脂肪肝を診断する上で、特に重要なポイントが2つあります。

1. 肝臓と腎臓の色比べ(肝腎コントラスト)

脂肪肝かどうかを判断する基本のサイン、専門用語で「肝腎(かんじん)コントラスト」と呼ばれるものです。これはシンプルに言うと「肝臓と腎臓の色の明るさを比べる」ことです。

  • 健康な状態: 肝臓と腎臓は、どちらも同じくらいの「濃いグレー」に見えます。

  • 脂肪肝の状態: 肝臓に脂肪が溜まると、超音波が脂肪に反射し、肝臓だけが白く「明るく」光って見えます。隣にある腎臓の暗さと比べると、その差は一目瞭然です。

  • (右が正常な肝臓、左が脂肪肝のイメージです)

2. 最新機器による「脂肪量の数値化」

当クリニックでは、白さを見るだけでなく、最新の技術を用いて「肝臓にどれくらい脂肪が溜まっているか」を数値で測定することが可能です。 「少し脂肪がついていますね」という曖昧な表現ではなく、「数値が〇〇なので、脂肪肝の程度はこのレベルです」と、客観的なデータに基づいてわかりやすくご説明しています。


注意が必要な「肝臓の霧」現象(深部減衰)

もう一つ、私たちが注意深くチェックしている重要なサインがあります。それが「深部減衰(しんぶげんすい)」です。

これは、肝臓に脂肪がたっぷり蓄積されることで、超音波が奥まで届かなくなってしまう現象のことです。

霧の中の懐中電灯をイメージしてください

健康な肝臓であれば、超音波は奥までスーッと通り抜け、全体がクリアに見えます。 しかし、脂肪肝が進むと、脂肪が超音波を邪魔してしまい、肝臓の奥(深い部分)が暗く沈んで見えなくなってしまいます。

これは例えるなら、「濃い霧(脂肪)の中で懐中電灯(超音波)を照らしている状態」です。手元は明るくても、光が届かない奥の方は真っ暗で見えません。

(上の画像は奥が暗くなっています。これが深部減衰です)

なぜ「奥が見えない」といけないの?

もし、この「暗闇」の中に小さな腫瘍や異変が隠れていたらどうなるでしょうか? 脂肪という霧が邪魔をしてしまうと、どんなに高性能なエコー機器を使っていても、病変を見つける難易度が上がってしまいます。

「脂肪肝」は単に太っているだけではなく、「他の病気を見つけにくくさせるリスク(隠れみの)」でもあるのです。
だからこそ、早期発見と改善がとても大切になります。


成増で脂肪肝・肝機能の検査なら当院へご相談ください

「少し怖いな」と思わせてしまったかもしれませんが、ご安心ください。
脂肪肝は、適切な食事療法や運動、そして治療によって改善が可能な病気です。

成増駅前内視鏡内科健診クリニックでは、患者様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、「安心・安全・笑顔」で健康を取り戻すサポートをいたします。

  • ・健康診断で数値を指摘された方

  • ・お酒をよく飲む方、生活習慣が気になる方

  • ・成増周辺で、話しやすい内科・消化器内科をお探しの方

まずは一度、エコー検査でご自身の肝臓が「霧の中」に隠れていないか、私たちと一緒に確認してみませんか?
もしエコーで見えにくい場合でも、必要に応じてCTやMRIなどの精密検査が可能な専門機関へのご紹介もスムーズに行います。

皆様の「健康寿命の延伸」のために、私たちが全力でお手伝いします。
気になることは何でもお気軽にご相談ください。

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