【医療連携のお知らせ】虎の門病院と医療連携を結び「医師ネットワーク会員」に委嘱されました|成増から繋ぐ高度医療
「健康診断で精密検査が必要と言われたけれど、どこの病院に行けばいいの?」
「クリニックの検査で手術が必要になったら、自分で病院を探さなければいけないの?」
当院を受診される患者様の中には、検査そのものへの緊張に加え、「もし病気が見つかった後の対応」について不安を抱えている方が少なくありません。
地域のかかりつけ医として、当院で完結できる検査や治療は責任を持って行いますが、より高度な手術や専門的な入院治療が必要な場合、「次にどの病院へ、どのように繋ぐか」は患者様の予後を左右する極めて重要な問題です。
このたび当院は、皆様により安心で質の高い医療環境を提供するため、国家公務員共済組合連合会 虎の門病院(東京都港区)と正式に医療連携を結び、「医師ネットワーク会員」として委嘱を受けました。
本記事では、この連携が患者様にとってどのようなメリットがあるのか、実際の診療現場での活用シーンを交えて解説いたします。

■虎の門病院医師ネットワーク会員証 №1326
虎の門病院ホームページ:https://toranomon.kkr.or.jp/
虎の門病院との「医療連携(医師ネットワーク)」とは
虎の門病院は、日本を代表する高度急性期病院の一つであり、特にがん診療、肝疾患、内分泌疾患、血液疾患などの分野において、国内でも極めて高い医療水準と実績を有する医療機関です。
今回、当院が委嘱を受けた「医師ネットワーク会員」とは、単なる「顔見知り」というレベルではありません。 「地域のかかりつけ医」と「高度医療機関」が相互の信頼に基づき、患者様のために緊密に協力するための公式なパートナーシップ制度です。
これにより、当院と虎の門病院の間で「顔の見える連携体制」が構築され、通常の手続きよりも迅速かつ正確に、専門治療へバトンを繋ぐことが可能となりました。
患者様にとっての3つのメリット【信頼と安心】
この医療連携により、成増・板橋・和光エリアにお住まいの患者様には、具体的に以下の3つのメリットが生まれます。
1. 専門医への「確かな」紹介ルート
「大きな病院」といっても、多数の診療科と医師が在籍しており、「どの先生に診てもらえばいいのか」をご自身で判断するのは困難です。 当院では、医師ネットワークを通じて得られる最新の診療体制を把握しており、患者様の病状に最も適した専門性を持つ虎の門病院の診療科や医師を的確に判断して紹介状を作成します。これにより、「せっかく行ったのに専門外だった」というミスマッチを防ぎます。
2. 検査データの共有による負担軽減
紹介状(診療情報提供書)を通じて、当院で行った高精細な内視鏡画像や血液検査のデータを詳細に引き継ぎます。 これにより、紹介先での初期検査の一部を省略できたり、速やかに治療方針の決定に進めたりと、患者様の身体的・経済的負担を減らすことができます。(※病状や経過により、再検査が必要な場合もございます)
3. 「二人主治医制」による継続的なサポート
「紹介されたら、もう今のクリニックには戻れないの?」という心配は無用です。 高度な手術や入院治療は虎の門病院で、退院後の定期的な経過観察や薬の処方は当院で。このように役割分担を行うことを「二人主治医制(逆紹介)」と呼びます。 大病院と身近なかかりつけ医が情報を共有しながら、患者様の健康を長期的に見守る体制が整います。
日常診療での活用シーン【経験・専門性】
実際に、私の診療現場(日常診療)において、この連携がどのように活かされているか、具体的なシーンをご紹介します。
ケース1:内視鏡検査で専門的な処置が必要な場合
例えば、当院での大腸カメラ(大腸内視鏡検査)において、当院での日帰り切除が困難な大きさのポリープや、早期がんの疑いが見つかった場合です。 その場で「入院設備のある病院での処置(ESD等)が安全」と判断した場合、患者様に画像をお見せしながら説明し、速やかに虎の門病院の消化器内科へ連絡を取ります。「ただ送る」のではなく、「どのような処置が必要か」という専門的見解を添えて紹介するため、患者様も迷うことなく次の治療ステップへ進めます。
ケース2:難治性疾患や希少疾患の疑いがある場合
健診などで、一般的なクリニックでは診断が難しい肝機能障害や、ホルモンバランスの乱れ(内分泌疾患の疑い)が見つかった場合も、虎の門病院の豊富な専門センターへ繋ぐことができます。 当院が「適切な窓口」へのナビゲーターとなることで、早期発見・早期治療の機会を逃しません。
成増・板橋エリアから「高度医療」へ繋ぐ意義
「成増や和光から、港区の虎の門病院へ通うのは遠いのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、当院の最寄りである成増駅(地下鉄成増駅)からは、有楽町線や副都心線の利用により都心へのアクセスが非常に良好です。
現代の医療において重要なのは、「物理的に一番近い病院」を知っていることだけではありません。「ご自身の疾患に応じて、最適な治療が受けられる病院」への確かなルートを持っていることです。
近隣の大学病院や基幹病院に加え、特定領域で圧倒的な実績を持つ虎の門病院とも太いパイプを持つことで、当院は「地域の入り口」でありながら「高度医療へのゲートウェイ(玄関口)」としての役割も果たしています。
当院が目指す地域医療のあり方
最後に、当院が目指す地域医療のあり方についてお話しさせてください。
私たちは、単に検査や薬の処方を行うだけのクリニックではありません。患者様の人生や生活背景に寄り添い、生涯にわたって健康を守る「パートナー」でありたいと考えています。
今回の虎の門病院との連携強化は、そのための大きな一歩です。 「クリニックだからここまでしかできない」ではなく、「クリニックだからこそ、大病院と密に連携して、患者様に最適な選択肢を提案できる」。そう胸を張って言える体制づくりを、これからも進めてまいります。
患者様へのメッセージ
「なんとなく調子が悪いけれど、大きな病院に行くほどではない気がする」
「健診で異常を指摘されたけれど、どこに行けばいいかわからない」
そのような時は、まず当院にご相談ください。
丁寧な診察と検査を行い、当院で治療可能なものは責任を持って対応し、より高度な治療が必要な場合は、虎の門病院をはじめとする最適な医療機関へ、適切な情報提供とともにご紹介いたします。
また当院では、連携している医療機関に限らず、症状やご希望に応じて最適と考えられる医療機関への紹介も可能です。
さらに、地域医療の充実を目的として、他の医療機関との医療連携体制についても継続的に手続きを進めています。
皆様が安心して暮らせる地域医療の実現に向け、成増駅前内視鏡内科健診クリニックはこれからも邁進してまいります。
〈記事監修〉
成増駅前内視鏡内科健診クリニック 院長 町田 雄二郎

経歴
| 2012年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2012年 | 平塚市民病院 初期臨床研修医 |
| 2013年 | 慶應義塾大学病院 初期臨床研修医 |
| 2014年 | 慶應義塾大学病院内科学教室 内科専修医 |
| 2015年 | 東京都済生会中央病院 総合診療内科 医員 |
| 2016年 | 慶應義塾大学病院内科学教室(消化器)助教 |
| 2023年 | 川崎市立川崎病院消化器内科 副医長 |
| 2024年 | 川崎市立川崎病院消化器内科 医長 |
| 2025年 | 練馬光が丘内科内視鏡クリニック 常勤医師 |
資格・所属学会
- 日本内科学会
・内科認定医
・総合内科専門医 - 日本消化器病学会
・消化器病専門医 - 日本消化器内視鏡学会
・消化器内視鏡専門医 - 日本肝臓学会
・肝臓専門医 - 日本胆道学会
・胆道指導医(内視鏡) - 難病指定医
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がん診療に関わる医師に対する緩和ケア研修修了
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厚生労働省指定オンライン研修終了